【子サポ通信 vol.12】日本食研様「ホウレンソウとソーセージ!?」
2011/12/20 (Tue) 09:00
XXXX
XXXX 様
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日本食研様「ホウレンソウとソーセージ!?」
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【 子サポ通信 vol.12 】 2011年12月20日(火) 配信
このメルマガは、えひめ子育て応援企業様および、
両立支援に関心のある企業様に、定期的に配信させて頂いています。
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えひめ子育て応援企業は、296社(平成23年12月16日現在)です。
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◆メニュー
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◆日本食研様「ホウレンソウとソーセージ!?」
◆WLB促進セミナー 開催!(パネルディスカッション)
◆ワーク・ライフ・バランス推進室(第3回)
◇ドミノ人事
◆男女共同参画リーダーズスクール開講 in 新居浜
◆ワークライフバランスフェスタ東京2012
◆編集後記
◆リンク
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◆日本食研様「ホウレンソウとソーセージ!?」
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ある日、私は上司の机の上に挟んである、20年以上前の写真を
見つけました。
壁に、「毎日ホウレンソウとソーセージを食べよう。」
と書かれたスローガンが貼ってあります。
「ホウ・レン・ソウ」は、皆様ご存知の通り「報告・連絡・相談」
ですが、「ソーセージ」とは???
ソーセージとは、
ソー「創意工夫」、セー「整理整頓」、ジ「時間厳守」。
私は、これを見た瞬間、
「この3つのキーワードは、まさにワーク・ライフ・バランス実現の
ために必要不可欠なもの!!」
と感じました。
このスローガンを掲げているのは、今年4月に「くるみん」を取得された、
日本食研ホールディングス株式会社様(今治市)を中心とする、
日本食研グループ様。
そこで、日本食研ホールディングス株式会社 人財部部長の近藤誠治様に
お話をお伺いしました。
Q:このスローガンは、いつ、どなたによって掲げられたのですか?
A:昭和59年11月1日に、当社創業者で現会長の大沢一彦が掲げました。
(当時のビジネス書などに掲載されていたらしいです。)
Q:その意図・目的は?
A:ホウレンソウ(報告・連絡・相談)、ソーセージ(創意工夫・
整理整頓・時間厳守)は、ビジネスの基本であり、当たり前のことです。
当たり前のことができなければ、大きな仕事はできないという考えから、
社員に基本を徹底してほしいという意味を込め、制定しました。
Q:社員の方の反応は?
A:このスローガンがあるからと、特別に意識しているということではなく、
社員の中にはこれらが自然に身についており、実践できていると思います。
(素晴らしい!)
Q:「創意工夫・整理整頓・時間厳守」はワーク・ライフ・バランスに
繋がると思われますか?
A:創業当時のハードワークの時代から引き継がれているスローガンですが、
仕事に対する基本的な取組み姿勢と考えます。
何時の時代も変わらないものと感じています。
Q:実際に本物のソーセージも作られていらっしゃいますね?
A:日本食研は、ハム・ソーセージを作る際に使用する調味料からの
スタートでした。現在は、ハム・ソーセージも作っています。
そういう意味では、昔からソーセージには縁があるかもしれませんね。
ワーク・ライフ・バランスは、ワークとライフのバランスを取ることでも
時間配分を変えることでもありません。
ワークとライフ、それぞれの質を高めよう!相乗効果を生もう!という
ものです。
そのために必要なのが、ソーセージ(創意工夫・整理整頓・時間厳守)。
◇創意工夫
質を高めるためには、既存の枠を超えた新しい視点が必要です。
環境やニーズの変化に気づき、考え、実現していくことです。
◇整理整頓
整理とは、不要なものを捨てること。整頓とは、片付け整えること。
頭の中、心の中、机の中、オフィスの中、工場の中・・。
もちろん業務も棚おろし。
スッキリすると、本当に大切な事が見えてきます。
◇時間厳守
1日24時間はみんな一緒。男性も女性も、新人も管理職も。
平等にある時間をいかに有効に、無駄にしないか。
「時間管理」でもいいですね。
近藤部長は、ソーセージ(創意工夫・整理整頓・時間厳守)は
ビジネスの基本、当たり前、とおっしゃいますが、
まずは、基本の基本、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)を徹底し、
ソーセージ(創意工夫・整理整頓・時間厳守)へと発展させることで、
ワーク・ライフ・バンランスへと繋げていけるのではないでしょうか。
日本食研様、どうもありがとうございました。
日本食研グループ
http://www.nihonshokken.co.jp/
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◆WLB促進セミナー 開催!(パネルディスカッション)
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平成23年11月18日に開催したワーク・ライフ・バランス促進セミナー。
vol.10での基調講演の報告に続き、今回はパネルディスカッションの
ご報告をします。
●テーマ
『県内企業における仕事と家庭の両立の取組みについて』
●パネリスト
◇日本食研ホールディングス株式会社(くるみん取得企業)
人財部ワークライフバランス推進グループ 徳見文香様
◇社会福祉法人松山紅梅会(えひめ子育て応援リーダー企業)
事務長 渡部誠様
◇愛媛労働局労働基準部監督課
課長 西本直哉様
●コーディネーター
◇NPO法人ワークライフ・コラボ 代表理事 堀田真奈様
今回のパネルディスカッションでは、
ワーク・ライフ・バランスの中の1つである「両立支援」について、
どんな制度をどんな人がどれくらい使っているのか、というハード的な
部分ではなく、そこにいたるまでの経緯や課題、職場の雰囲気といった
ソフト面を中心に、業種も規模も違う企業様の貴重な体験を共有して
頂くことができました。
そこでのお話をまとめてご報告させていただきます。
(本当はディスカッションのどの部分もとても興味深い内容だったので、
すべてをお伝えできないのがとても残念です!)
●日本食研ホールディングス株式会社様の取組み
Q:取組み始めたきっかけは?
A:当社は「仕事を心から楽しめる会社」を目指しています。
両立支援はそれを実現する為の一つの手段です。
制度は十分整っており、くるみんマークも取得できました。
しかし、制度を利用できる環境はまだないのが現状です。
主役は社員であり、その社員の幸せのために組織として
何をすればよいのかを考えていかなければなりません。
Q:まず最初に始めたことは?
A:両立支援を専門に取組む部署がなかったので、
部署を立ち上げるところから始めました。
立ち上げの経緯は、昨年の1月に遡ります。愛媛本社に『母親の会』が
発足し、子育ての不安や愚痴を言える場ができました。
次第に仕事を続ける上での阻害要因や、もっと女性が活躍できる環境が
できれば企業も発展していくのではないか、という話になっていき、
「企業として取組んで欲しい」という思いから、経営層の会議で発言させて
頂きました。
その結果、昨年10月にワークライフバランス推進グループが発足し、
現在2名体制で業務にあたっています。
Q:取組みに際してのご苦労などは?
A:社員の生の声を聞くことが最も大切なことです。
各地で開催される「女性会議」には積極的に参加し、そこから課題を抽出。
できるだけニーズに合った取組みを心掛けています。
毎月社内報にもWLBについて掲載していますが、
やはり、自らの口で直接伝えなければ心には響かないと感じていますので、
外に出ることを意識しています。
Q:目指すところは?
A:「エンジョイビジネス・エンジョイライフ」の実現です!
両立支援は手段の一つではありますが、社員ひとりひとりが主役となって、
幸せな人生を送るサポートをこれからもし続けていきたいと思っております。
●社会福祉法人松山紅梅会様の取組み
Q:取組み始めたきっかけは?
A:高齢者福祉の仕事なので、変則勤務も有り、3Kの業種です。
最初は、出産イコール退職、これが、職員も施設側も当たり前でした。
これじゃいけない!変わっていかなければ!というところから始まりました。
Q:まず最初に始めたことは?
A:WLB研修を行い、全職員にアンケートを実施しました。
このアンケート結果が、びっくりするくらい辛辣な、もう見たくない・・
という内容でした。
(と言いつつも、そこで諦めずに取組んだ結果、今では「えひめ子育て応援
リーダー企業」に選ばれました!)
Q:取組みに際してのご苦労などは?
A:世代間でのギャップがあり、両立支援に取組み始めると、
若い職員はせっかく制度があるから使おうと思い、少し年配の職員はなかなか
理解を示せない、という状況で、火を消そうと思ってますます燃えさかる、
ということもありました。
今現在、全部の火が消えたとは思ってはませんが、最初に比べて今は
「みんなでカバーしていこう」という気持ちになってきています。
Q:目指すところは?
A:両立支援を特別な事ではなく、普通の事・当たり前の事にしたいです。
また、今は老人施設をしていますが、最終的には隔たりをなくして、お年寄りも、
障がいのある方も、子どもも、地域の方も、枠のない施設をつくりたいです。
しかし、法律問題等なかなか難しいですね。。
まず新規事業を立ち上げ、長年の目標であった事業所内保育施設を開設します。
最初は職員の子どもだけですが、将来的には地域に広げていけるといいと思って
います。ひとつのきっかけになればいいと思います。
●愛媛労働局 西本様より
両立支援・WLBは、特定の業種だからできないということはありません。
小さいところでも人材確保のためにWLBを進めているところはあります。
会社の大小や業種ではありません。労使間での話し合いが必要不可欠です。
内閣府のHPにもたくさん事例が出ているので、ご覧になって下さい。
そして、自分の会社はこの部分ならできるかな、と思うところから始めて下さい。
持続的に行っていくことで、5年10年経てば状況が変わってきます。
まずはチャレンジ!是非取組んで下さい!
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やはり大切なのは“コミュニケーション”“会話をきちんとすること”。
愛媛労働局の西本様は、
「忘年会の時期ですので、労使の間でWLBについて本音を語って
頂きたい。」
とおっしゃっていました。皆様、今年の忘年会でいかがですか?
(サポーター 松岡貴子)
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◆ワーク・ライフ・バランス推進室(第3回)
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ワーク・ライフバンランスコンサルタントがお届けする、
ワーク・ライフ・バランスや両立支援に関する情報。
第3回目は、メルマガ前号に登場した「ドミノ人事」。
この「ドミノ人事」は、アメリカのアウトドアメーカー、パタゴニア社が
実施していたもので、空いたポジションに下の職位からチャレンジする
ことができる制度です。。
ただし、下の職位と同じ条件(給料等)で、なので会社側の負担は無し。
マネージャーが休業した場合、別の部署のマネージャーが仕事を兼務
するのが一般的ですが、これでは兼務をするマネージャーの負担が増え、
休む側も「迷惑をかけている」とネガティブになります。
そこで、ひとつ下の職位から能力のある希望者を選び、期間限定で
上の職位の仕事を担当します。
上級職を経験することはスキルアップ・キャリアアップのチャンスとなり、
より多くの権限を持って仕事に取り組むことができ、やりがいも増えます。
同じ方法でひとつ下の職位の人を上に抜擢し、部門全体をドミノ倒しの
ように職位を上げていき、一番下の職位の仕事は、非正規や仕事の見直し
で対処します。
こうすれば、「迷惑」ではなく「職場全体の活性化」につながるのです。
休業者が復帰した際は、それぞれ元の職位に戻ります。
代理で務めた仕事をうまく進めた人はプラス評価され、休業者もポジションを
失う心配なく休むことができます。
さらに、みんなの職位はそのままで、復帰した休業者は、今までなかなか
手が付けれなかった新しい仕事をすることだって出来るでしょう。
また、マネージャー級の方が長期休業するということが無い場合は、
職位を年次に置き換えた、「ミニドミノ人事」をご紹介します。
例えば、入社8年目のメンバーが出産・育児休業に入る場合、彼女の
仕事を入社5年目のメンバーが引き継ぎ、その入社5年目のメンバーの
仕事を入社2年目のメンバーが引き継ぎ・・、と、先輩の仕事を後輩が
引き継ぎ、チャレンジするのです。
同様に、一番下の仕事は見直します。
一定期間、ひとつ上の職位を経験することで、視野が広がり成長が
期待できます。
休業者がでることを、ピンチではなく、チャンスに変える方法です。
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◆コミュニケーション力がぐんぐんアップ↑する
男女共同参画リーダーズスクール開講 in 新居浜
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新居浜市で、リーダー&プレリーダーのための、
次世代リーダー養成講座「リーダーズスクール」が開講されます。
職場や家庭・地域など、誰もが何かのリーダー&プレリーダーです。
仲間と一緒にパワーアップのためのスキルを学びませんか?
◇日程・内容:
平成24年
1月28日(土) ワーク・ライフ・バランス講座
2月11日(祝) マネジメント講座
3月 3日(土) コーチング講座
◇応募資格:新居浜市民・新居浜市に通勤・通学している方
◇参加料:無料
◇託児:有
詳細・お申込は、以下のHPをご覧下さい。
新居浜市男女共同参画課
http://www.city.niihama.lg.jp/soshiki/detail.php?lif_id=19519
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◆ワークライフバランスフェスタ東京2012
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平成24年2月3日(金)、ワークライフバランスフェスタ東京2012
が開催されます。
著名な方々の講演・パネルディスカッション・ワークショップをはじめ、
優れた取組みを実施している企業の紹介など、
愛媛ではなかなか得にくい情報が盛りだくさんです。
(私も昨年参加し、スイッチが入りました。)
ちょっと遠いですが、参加されてみませんか?
ワークライフバランスフェスタ東京2012
http://www.wlb-festa.metro.tokyo.jp/
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◆編集後記
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ひとつ疑問が残っています・・・。
「ホウレンソウ」と「ソーセージ」、どちらもいいのに、
なぜホウレンソウだけがメジャーになったのか・・。
みなさん!「ソーセージ」もビジネスの定番にしていきませんか?
今年もあと少しとなりましたね。
企業訪問の際、「メルマガ見てるよ」と言って頂いたり、
わざわざ印刷してファイリングして下さったり。(嬉しいです!)
これからもメンバー全員で情報発信してきます。
来年もよろしくお願いします。
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◆リンク
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◆子サポ通信 バックナンバー
https://s7.blayn.jp/bm/p/bn/list.php?i=ehimekosapo&no=all
◆えひめ子育て応援企業(愛媛県)
--仕事と生活の両立を応援します!Let's Work Life Balance--
http://www.pref.ehime.jp/h30500/kosodateouenkigyou/index.html
◆次世代育成支援対策推進センター(厚生労働大臣指定)
--一般事業主行動計画はおまかせ!--
http://csc-ehime.jp/ehimeho/jisedaisien_hojinkai.pdf
◆えひめ結婚支援センター(愛媛県受託事業)
--1対1のお見合い「愛結び」お引合せもスタート!--
http://www.msc-ehime.jp/index.html
◆えひめイクメン・カジメン研究所(愛媛県受託事業)
--イクメン・カジメンのネットワークを創ろう!--
http://www.ehime-ikumen.com/
◆えひめCO2削減エコ活動コーディネート事業(愛媛県受託事業)
--社員みんなでエコ活動!冬エコ始めます!--
http://ameblo.jp/ecokatsuehime/
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2011年12月20日(火) 配信
社団法人愛媛県法人会連合会
えひめ子育て応援企業認証サポート事業(愛媛県受託事業)
〒790-0067
愛媛県松山市大手町2-5-7 愛媛中小企業指導センター内
TEL:089-933-5596 FAX:089-947-4251
HP:http://csc-ehime.jp/ehimeho/
E-mail:kosapo@csc-ehime.jp
担当:山内恵子
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★メルマガ配信の登録・変更・解除は、
お手数をお掛けいたしますがこちらから手続きをお願いします。
https://s7.blayn.jp/bm/p/f/tf.php?id=ehimekosapo
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